閉校後のホームページの継続について

厚田村立発足小学校

発足小学校は、札幌から40数キロ北西に位置する厚田村の本村から、村バスで十分ほど厚田川を溯った山里にあります。

発足地域は、山と木々に囲まれた農・林地帯にあり、厚田川の水利による水稲の産地です。
中山間農業地域に指定され、地域の活性化を進める土台を築くために、過疎化と生活の厳しさの中で懸命に努力し合いながら30世帯約100人の人々が暮らしています。2〜3世帯家族が多く、地域のしっかりとした結びつきの上に、人々の地道な生活が営まれております。

発足小学校では、鮭の卵の受精、飼育、放流を行う鮭学習や学校田でのお米作り、そして、この活動を太鼓で表現する「鮭太鼓」「豊年太鼓」の演奏等、地域と一体となった教育活動を20年の長きにわたって綿々と続けてきました。

発足小学校は、閉校時は、児童数7名。職員数5名の。低、中、高3学級の僻地3級の極小規模の学校でした。地域の伝統的な子育てにより素朴で、純真で、明るく穏やかな子どもが多く、地域を学習の場とする「ふるさと自然学習」において、元気いっぱい活動しておりました。


この豊かな自然に囲まれた山奥の発足小学校の教育活動を多くの方々に知っていただこうと平成12年( 2000年)2月にインタ−ネットのホ−ムぺ−ジを開設し、本校の子ども達の活動の様子を発信して来たところです。
しかし、児童数の減少により100年間の歴史を積み重ねてきた発足小学校も、2003年3月31日をもって閉校をやむなきにいたりました。
 
学校はなくなりましたが、厚田村教育委員会のご配慮でホ−ムペ−ジは発足小学校の記録として残ることになりました。
今後とも、各地、他方面の方々がアクセスしていただき、発足小学校の教育活動の足跡をご覧いただければ幸いです。