あとがき 上江別物語作成の意義について
校区にあるゆめみの団地もできでから十年足らずの歴史しかありません。 しかし、学校がある上江別地域の歴史はとても古いのです。 例えば、すぐ近くにある野幌丘陵ができたのは、数千万年前の事です。 野幌丘陵の土を6〜7m掘り起こすと数十万年前から、数千年前の地層が顔を 出します。そして、この数千年前の地層からは、縄文時代の遺跡が百数十カ所も 見つかっています。 新しい町にある新しい学校ですが、この上江別小学校の建っている地域には、 とても古い歴史が隠されていることを上江別小学校の子ども達に知ってほしいと 思い、「上江別物語」を作成いたしました。 このお話集の中で、江別の地名について書いていますが、「江別」は、アイヌ語 で「大事な所」の入り口という意味です。 縄文時代やアイヌの時代は、野幌丘陵、石狩川流域、千歳川流域、即ち、江別、 そして、明治の開拓以降、上江別地域は、田や畑が広がるお米、野菜など食糧 の供給地でした。 平成の時代になって、上江別は田や畑が団地の町に様変わりしましたが、「大事 な所」の歴史は今も続いています。 かって江別で一番おいしいお米がとれた大事な田んぼの跡には、全道一大きい 上江別小学校が建っていて、未来の日本を担う子ども達を育てる「大事な所」に なっています。 大昔から、「大事な所」の歴史がある上江別の地域で育ち、学んでいる上江別 「上江別物語」の作成には、そのような願いも込められています。 現在、上江別小学校ホームページの「上江別物語」には、縄文時代から現代まで
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